PJ Report 2006/2

医療現場シリーズ その2

「本当にあった???な話し」

医療現場シリーズ その2

「本当にあった???な話し」

 今回は、私が体験したダイブサイトや診療現場での???と感じるお話をいくつか取り上げてみたいと思います。メンバーの皆さんもそのような経験がおありではありませんか?

その1)ダイビング先進国のオーストラリア。ダイビングに関する法律もたくさんあることで有名。数年前、クルーズ船に乗ってダイビングをすることに。ダイビング前のブリーフィングで、「2本目に予定しているポイントの最大深度は18mです。1本目のポイントの棚の上は水深が12mですので、ポイント手前の深場で一度18m以深に落ちてから12mの棚に上がってダイビングをして下さい。」「なぜですか?」「ここの法律で、1本目よりも2本目の方が浅くなくてはならないので、1本目で18m以深に潜らないと2本目のポイントで潜れないからです。」その法律ができた意味ってそういうこと?なぜ1本目と2本目のポイントを逆にしないの???

その2)飛行機搭乗当日にダイビングを許可しているエリアがある。航空会社発表の客室内高度が500mだから、高所移動に当たらないのでよいとしているとのこと。しかし、現実には減圧症になるダイバーが後を絶たず、とある潜水医学専門の医師が高度計を持ち込んで客室内高度を測定した。その結果、日によって500mの時もあれば1200mの日もあった。減圧症患者さんが出たダイビングショップから心配して電話があり、そのことを伝えて今後は飛行機搭乗当日のダイビングはさせないようにお話ししたところ、実際の高度のことはよく分からない、うちだけがやめれば他にお客さんが流れるから「現実として」やめられないとのこと。「現実として」減圧症患者さんがでているのに???

その3)激流で有名な海外のダイブサイト。夜、他のショップのお客さんが、片耳が全く聞こえないと相談に来た。よく聞くと、1日3本30m以上のダイビングを3日間しているとのこと。「それって減圧でていないのですか?」「よく分かりませんが、ガイドさんのあとについて潜っていましたから大丈夫でしょう。」「ダイブコンピューターは持っていないのですか?」「ありますけれど、2日目に故障したのでガイドさんに言ったところ、親切にも1日10ドルでレンタルしてくれました。」「故障したダイコンを見せて下さい。」なんと、故障ではなく減圧停止無視でダイコンがロックしている。減圧がでても分からないのに、なぜダイコンを付けているのだろうか?ガイドはレンタルする前に、どうして確認しなかったのだろうか?親切って???

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