Diving World 1999/1
減圧症にまつわるタブーとは

減圧症にまつわるタブーとは 

深いところで空気を吸うと、水圧のために血液の中へ窒素が溶け込みやすい。で、急浮上したりするのが、減圧症を一番起こしやすい形。ゆっくり浮上すれば理論的には減圧症は起こりにくいのですが、最大水深18m、潜水時間30分でも減圧症になってしまった人がいる。体調というのも重要なファクターです。二日酔い、下痢などの体調では禁物。また、上がってすぐのアルコールや、熱いシャワーを浴びるのも気泡化を促してしまう。市販の点鼻薬や外国の耳抜き飲み薬などの血管収縮剤を使用して潜るのも危険。さらに、潜水後の高所移動も問題。こういったことに注意し、潜水後は水分を多めに取るとよいでしょう。そしてダイコンやナイトロックスも有用ですが、過信し過ぎないように。そして安全停止は常識。万一減圧症を疑えば、自己流治療はせずに専門の医師の指示を仰ぐことです。急浮上、悪体調、薬物の一部はリスクが大きい。減圧症発症後は専門の医師へ。

・・・実際の再圧治療とはいくら、どれくらいの時間がかかるのだろう。

軽症の皮膚型なんかですと、1回で終わる場合も。アメリカ海軍のチャンバーテーブルには8のレベルがあり、重症度、症状によってチャンバーに入る時間、回数が決まる。また、中で純酸素を吸う、そのタイミングなども詳細にプログラムに組まれていまして、一概には言えません。例えば、重症のレベル7では36時間もチャンバーに入るなどという事になります。料金としては基本的に保険適用前で1回5万円くらいからでしょうか。2割負担の保険で1万円位です。症状次第で回数も時間を様々。

料金は意外に安い?  

携帯型の酸素吸入器は必要だ。

・・・先生、こんな減圧症ってあるんでしょうかね? ダイビングでめまいの起きる状態は、保温スーツによる頸動脈の圧迫、耳のリバースブロックや鼓膜穿孔などいろいろですが、潜水後に耳なり、難聴、めまいが続くものにはメニエール型減圧症の事があります。減圧症には筋肉、骨、関節、皮膚など、窒素の気泡ができたところに留まっておきる「タイプ1」と、心臓、肺、神経など、気泡ができた場所から血流に乗って移動した「タイプ2」に別れます。メニエール型はタイプ2で、音や平衡感覚を感じ取る内耳神経の減圧症。この部分は血流が限られているので、ここに血栓ができてしまうと耳が正常に機能しなくなり、耳なり、難聴、めまいが起きる。メニエール型が単独で起きるのは非常に珍しく、一般の耳鼻科医には分からないことが多いですね。ただ、早期にチャンバーに入れば治る場合がほとんどです。 減圧症の治療に、予防に最適な、純酸素吸入器はもっと普及すべきですね。100%酸素をボンベに詰めて携帯したり、ダイビングスポットに常設したりして、ダイビング後に少しでも異変を感じたら一刻も早く必ずこれを吸入する。これは酸素の血中分圧を高くしてやることにより、体の中に溶け込んでいる窒素を放出させるんです。血栓でかろうじて血が通っている状態の血管でも、その先に少しでも酸素を送ることにより、組織を生かすことができる。酸素が行かなくなって組織が死んでしまうと元に戻らず後遺症となってしまう。発症後、なるべく早く酸素吸入をすることが大切。純酸素を吸うことのデメリットも医学的には確かにあるのですが、そんな事より減圧症の方がよっぽど重要事項です。最近では、各指導団体や、DANが講習会を開いています。ダイバーみんなが酸素を使えるのが理想ですね。  そして、酸素を用意するならば、スキマなくきっちりと口に固定される専用のものを、と力説する先生。これがダイビングスポットに普通におかれるようになる日は近い? 最初の原稿  提案その1:音さんが酸素を使える環境作りと、使い方の習得のお勧め。  減圧症の治療に、予防に最適な、純酸素吸入器はもっと普及すべきですね。100%酸素をボンベに詰めて携帯したり、グイビングスポットに常設したりして、ダイビング後に少しでも異変を感じたら一刻も早く必ずこれを吸入する。これは酸素の血中分圧を高くしてやることにより、体の中に溶け込んでいる窒素を放出させるんです。血栓でかろうじて血が通っている状態の血管でも、その先に少しでも酸素を送ることにより、組織を生かすことができる。酸素が行かなくなって組織が死んでしまうと元に戻らず後遣症となってしまう。発症後、なるべく早く酸素吸入をすることが大切。純酸素を吸うことのデメリットも医学的には確かにあるのですが、そんな事より減圧症の方がよっぼど重要事項です。最近では、各指導団体や、DANが講習会を開いています。ダイバーみんなが酸素を使えるのが理想ですね。

Q:潜水後にめまいがする。こんな減圧症ってあるんでしょうか?

A:ダイビングでめまいの起きる状態は、保温スーツによる頚動脈の圧追、耳のリバースプロックや鼓膜穿孔などいろいろですが、潜水後に耳なり、難轄、めまいが続くものにはメニエール型減圧症の事があります。減圧症には筋肉、骨、関節、皮膚など、窒素の気泡ができたところに留まっておきる「クイプ1」と、心厳、肺、神経など、気泡ができた場所から血流に乗って移動した「タイプ2」に別れます。メニエール型は夕イプ2で、音や平衡感覚を感じ取る内耳神経の減圧症。この部分は血流が限られているので、ここに血栓ができてしまうと耳が正常に機能しなくなり、耳なり、難確、めまいが起きる。メニエール型が単独で起きるのは非常に珍しく、一般の耳鼻科医には分からないことが多いですね。ただ、早期にチャンパーに入れぱ治る場合がほとんどです。

Q:実際の再圧治療とはいくら、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。

A:軽症の皮膚型なんかですと、1回で終わる場合も。アメリカ海軍のチャンバーテーブルには8のレベルがあり、重症度、症状によってチャンバーに入る時間、回数が決まる。また、中で純酸素を吸う、そのクイミングなども詳細にプログラムに組まれていまして、一概には言えません。例えぱ、重症のレベル7では36時間もチャンバーに入るなどという事になります。料金としては基本的に保険適用前で1回5万円くらいからでしょうか。2割負担の保険で1万円位です。

Q:窒素酔いのときの対処方はありますか?

A:窒素酔いとは、水深約30肛より深いところまで潜ると、水圧の影響により血抜中に溶け込んだ窒素が脳に働き、麻酔様の作用をするため、気持ち良くなったり、おかしな行動をとったりすることです。麻酔用の笑気ガス(NO2)と同じ理屈だと言われています。窒素酔いを起こすと理性を失い、危険な行動をとって、大事故につながってしまった例もあります。私自身も、同行したダイバーが窒素辞いを起こして思わぬ行動をとり、危うく事故を回避したことが2度ありました。二人とも共通していることは、連日のダイビングで疲れがたまっており、毎日遅くまで酒盛りをしていたのです。そんなときに深いダイビングを反復したため、いつもならぱその水深で起きたことがない窒素酔いになってしまったのです。ようするに、窒素酢いを予防するためには、前日のお酒は控えめにし、十分な睡眠をとり、風邪なども含めて体調に気をつけることです。そして、いくら無減圧時間内だとしても深い潜水は避け、連日のダイビングでは窒素がたまり過ぎぬよう、中休みの日をとるくらいの気持ちが必要でしょう。  窒素酔いは、起こしやすい人と、L平気な人と偶人差が大きいのですが、ぶだん起こしにくい人でも体調によっては起きてしまうので、自分を過信しないことです。目分の初期の窒素酔い症状に気がつくといいですね。例えぱ、エアーが甘く感じる、フィンがペラペラに感じる、光や色が原色に見える、気持ち良いなどです。そして、窒素酔いを起こしてしまったら、自分で自覚ができているうちは、ゆっくりと15〜20m以浅に上がることです。浅いところに行けぱ、瞬時に治ります。そして、自分がコントロールできないような状況では、バディーや引率のインストラクターに助けてもらうしかないのです。バディーシステムを厳守することの必要性はここにもあります。最後に、眠気を起こす可能性のある薬はハイリスクです。高圧下では作用が増強されるものがありまず。その結果、水深25m位でも窒素酔いを起こす可能性があります。例えぱ、L抗アレルギー剤、酔い止め薬、市販の風邪薬、抗ヒスタミン剤、ホルモン剤、精神安定剤や睡眠導入荊などです。地上で飲んでみて、眠気が起きたらやめてください。しかし、これらの中にも、高圧下で間題が起きないものもありますので、潜水に詳しい医師に相談しましょう。

Q:楽しくダイビングをするためのマインドコントロール 

A:スキューバダイビングを趣味としている入の中に、医者や看護婦さんが多いと思いませんか?それは、医療従事者はストレスがとてもたまりやすい壊業だからでしょう。大学病院時代に1度、耳鼻科の医者や看護婦だけでダイピングに行ったとき、20人近くになり、自分の身の回りにこんなにダイバーがいたとは知らずに驚いたものです。ストレス発散にダイビングは最適です。広い太空と青い海、自然の中に出掛けるだけでもストレスは発散できるし、オゾンをたくさん吸って憶康体になれます。適度な運動も体に良いことです。すなわち、ダイビングは楽しくて健康に良いものでなくてはなりません。ダイビングに対して不安や悩みがあっては逆にダイビングがストレスになってしまいます。あなたの心配事をすべてなくし、悩みを解決し、万全のコンディションで望むことが全てです。  次に、1回のダイビングごとに目標をもつことも良いでしょう。例えぱ、そのときに見られる決めた魚を探すとか、沈船ならいつ頃の船なのかを判明させるとかの、ファン的なことでも良いし、一一度も水底に触れないように中性浮力に心掛けてみるとか、透明度が良ければ水深をゲージを見ずに当てるなどのスキル的なことでも良いのです。そうすることにより、つまらない心配を忘れ、ダイビングに没頭できると思います。  また、自分自身に自信をもつことも大切です。これには、いわゆる「自立したダイバー」という要因も関係します。何でも自信がないから人まかせ、では、自信などつくはずもありません。スキルの自信をつけるのlこ、プールでの練習や、ランクアップも良いでしょう。  そしてイメージトレーニングも試してみて下さい。一緒に潜ったインストラクターや上級者に、自分のダイビングの良いところ、悪いところを轄いてみて、良いところに自信をつけ、悪いところは、今度はこうすれぱ良いのだとイメージし、次回は必ずできると言い間かせてみてください。自分が理想的な姿でダイビングをしている様子をいつもイメージするトレーニングは、驚くほどその人を上達させるものですよ。

Q:エアーを消費しにくい秘訣・技を教えてください。

A:よく、 「エアーがいくつ残った」と自慢する人がいますが、それはむだな動きがなく、高いレベ:ルのスキルであった場合のみ感心できることです。エアーをけちってスキップ呼吸をした結果であれぱ、考えを改めるべきです。しかし、インストラクターの目から見ると、自慢する人ほど、後者の場合が多いようです。上級者はそんなことを気にしていません。上級者だって、体格の大きな男性は、小柄な女性よりエアーを早く消費しがちですが、それでよいのです。ダイビングにおいて、エアーは吸いたいだけ吸う事は基本です。頭痛などの体調不良の元ですから。  しかし、不必要なエアー消費は、防いだ方が賢明でしょう。エアーを消費しにくい秘訣は、万全な体調、コンディションから始まります。かぜや気管支炎で痰が多いとき、肺での換気効率が落ちますし、潜水直前のタバコは、血液中の酸素を運ぷへモグロビンが一軟化炭素と結合し、酸素運接能力が低下する。また、不安やストレスは緊張につながり、必要以上の換気をしてしまいます。初めてのボイント、不償れな器材、海洋状況の不安など、すべて地元のサービスや担当のインストラクターに相談し、心配事を取り除いてください。むしろ、ストレス解消にダイビングを利用してください。  次に、エアーを消費するのは、運動量の問題です。ダイビング中の不必要な動き、運動は不必要なエアー消費につながります。初心者ほど工アーの消費が早いのは、緊張と言うこともありますが、むだな運動が多いのが一番の理由です。例えぱ中性浮力がとれないと、フィンワークで浮こうとするし、体が進行方向に対・して流線形にならず、水の抵抗が大きくなり、キック回数が増えてしまう。また、深いところより浅い方がエアーの消費が少ないと考えるのが普通ですね。しかし、水底が深くないところで流れがあるときに、中層より水底を泳ぐ方が流れが弱いので、そのほうが運動量を減らせる。こういった知識により、エアー消費を減らすこともできます。ランクアップやスペシャリティコースが、どの指導団体でも推奨されている理由の一つには、こういったスキルアップや、知講の惨得をすることにより、よりエア一を消費しない決適なダイビングができるようになるからです。皆さんもランクアップを目指してはどうでしょうか。

Q:減圧症にまつわるクプーとは?減圧症のリスクを教えてください。

A:深いところで空気を吸うと、水圧のために血液の中へ窒素が溶け込みやすい。で、急浮上したりするのが、減圧症を一番起こしやすい形。ゆっくり浮上すれぱ理詮的には減圧症は起こりにくいのですが、最大水深180、潜水時間30分でも減圧症になってしまった人がいる。体調というのも重要なファクターです。二日酔い、下痢などの体謂では禁物。また、上がってすぐのアルコールや、熱いシャワーを浴びるのも気泡化を促してしまう。市販の点鼻薬や外国の耳抜き飲み薬などの血管収縮剤を使用して潜るのも危険。さらに、潜水後の高所移動も間題。こういったことに注意し、潜水後は水分を多めに取るとよいでしょう。そしてダイコンやナイトロックスも有用ですが、過信し過ぎないように。そして安全停止は常識。万一減圧症を疑えぱ、自己流治療はせずに専門の医師の指示を仰ぐことです。 

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